廃用症候群と安静【稲沢市と一宮市の訪問マッサージ・鍼灸】

長期安静は廃用症候群

一宮市と稲沢市の訪問マッサージ カトウ治療院(青葦治療院 訪問部 )

院長の加藤です。*加藤のプロフィールはこちら

 

廃用症候群

という言葉を聞いたことがあるでしょうか。

訪問マッサージ・訪問鍼灸を利用される方は、寝たきりや自力で歩くのが難しい方が多く、日中の活動量が少ないので『廃用症候群』になってしまうことが多々あります。

 

◆◇ 廃用症候群とは ◇◆

廃用症候群とは、

・長期の安静や活動量の低下によって起こる様々な症状

のことを言います。

どんな症状が出るかというと

・筋肉がやせほそる(筋委縮)
・関節が固まる(関節拘縮、筋固縮)
・骨がもろくなる(骨萎縮)
・心肺機能の低下
・飲み込みが悪くなり肺炎を起こす(誤嚥性肺炎)
・脳の機能低下(脳萎縮)

などの様々な症状が引き起こされます。

長期の安静による影響は非常に大きく、筋力に関しては、

1週間の安静によって約10%の筋力低下

が起きてしまうと言われています。

長期安静⇒動けなくなる⇒さらなる長期安静⇒寝たきり

といった具合に、非常に危険な悪循環が起きます。

 

◆◇ 動かないと廃用症候群 ◇◆

では、なぜ長期安静や活動量の低下が廃用症候群を引き起こすのか。

一言で言うなら

人間の身体は動いていないとその構造と機能を維持できない

からです(人間以外の動物もですが)。
※高齢者でなくても、この現象は起きますのでご注意を…。

身体は常に刺激(圧迫、伸張、せん断、重力など)を受けていますが、この刺激に身体は反応し変化を起こします。

骨が丈夫になったり、筋肉が強くなったり…。

これらの刺激量は動いている中で多く生まれます。

逆に安静にしていると少なくなります。

一番分かりやすいのは筋肉でしょう。

しっかり筋トレをして刺激(負荷)を与えれば、筋肉は太くなり、筋力も上がります。

逆に、筋肉を使っていない(運動不足)と、刺激が足りず筋肉は細くなり、筋力は低下します。

筋委縮

というやつです。

身体の調子が悪い時は、安静したほうがよいと強調されがちですが、安静にしすぎると体力は低下しますし、高齢者の方ほど廃用症候群を引き起こしやすいので要注意です。

 

◆◇ どんな治療、リハビリをするのか ◇◆

『動かないし何もしてないから廃用症候群になる』ということなら、その治療は

とにかく動かそう!

ということになります。

・筋力トレーニングで固まった関節を動かし、筋肉も刺激する
・マッサージで身体をもみほぐし血流を良くする
・呼吸を促す、整えるよう胸郭、横隔膜の動きを引き出す

などの方針で治療、リハビリをしてきます。

その中でも、呼吸に着目した治療、リハビリはオススメです。

廃用症候群の方は、呼吸機能も当然低下しています。

呼吸は生命維持の為の機能として、必要不可欠です。

呼吸機能が高まれば血流も良くなりますし、筋肉もほぐれて関節の動きも良くなります。

呼吸という基本的な機能から始まり、日常生活に必要な動作を行えるように関節と筋肉の機能を引き出しましょう。

 

◆◇ 何よりも予防が大事 ◇◆

廃用症候群について色々と説明してきましたが、実は治療やリハビリよりも大切なことがあります。

それは

廃用症候群にならないように予防する

とうことです。

『なってからどうするか』よりも『ならないようにどうするか』

ですね。

どんな病気もですが予防が何よりも大切です。