五十肩と訪問鍼灸【一宮市と稲沢市】

一宮市と稲沢市の訪問マッサージ カトウ治療院(青葦治療院 訪問部 )
院長の加藤です。*加藤のプロフィールはこちら
訪問鍼灸の保険適応疾患の一つに
五十肩
がありますが、その五十肩には心臓の病気が隠れている場合があります。
◆◇ 肩の痛みと心臓の痛み ◇◆
五十肩とは
肩関節周囲炎
とも呼ばれ、字の通りに肩関節の周囲の組織に炎症が起こり、
・安静時痛
・夜間通
・動作時痛
引き起こすものです。
ポイントになるのは安静時痛と夜間痛。
加えて、特に前触れもなく症状が出ることが多いようです。
言い換えると、『突然肩が痛くなる』となりますが、その場合、実は
心臓の病気
が隠れていることがあります。
◆◇ 関連痛 ◇◆
肩の痛みと心臓の病気を結びつけるもの、それは
関連痛
と呼ばれるものです。
身体の『ある場所』と『別のある場所』の両方を担当する神経が、脊髄に合流する部位が同じなため、
二つの場所の痛みの信号を混合
させてしまいます。
すると、本来『ある場所』で出た痛みを『別のある場所』で痛みが出ていると、脳が勘違いしてしまいます。
関連痛とは、そんな症状です。
そして、その関係が肩と心臓にもあります。
特に、左肩と心臓の関連痛はよく疑う組み合わせです。
◆◇ 肩が痛くなったら心臓の病気も疑ってみる ◇◆
肩の痛みが心臓の病気に関係しているかもしれないという可能性は、肩の痛みで悩まれている方にはぜひ知ってもらいたいことになります。
例えば、心臓が元々弱い人などが肩の痛みを感じた場合、狭心症などが原因で肩の痛みも出る可能性があるということを知っていれば、『病院を受診したほうがいいかもしれない』と考えることができます。
とはいえ、肩の痛みと心臓の病気が関連している場合の方が少ないので、そこまで不安になる必要もないかもしれません。
ただ、肩の痛みに胸の痛みが組み合わさったり、動悸、息切れ、など複数の症状が出ているようなら、心臓の病気の可能性が高まります。
肩の痛みとその他に心臓が関係していそうな症状があるのであれば、肩の痛みと心臓の病気を結びつけて疑ったほうがいいかもしれませんね。