鍼灸と細胞【一宮市と稲沢市の訪問マッサージ・訪問鍼灸】

鍼灸と細胞

一宮市と稲沢市の訪問マッサージ・訪問鍼灸 カトウ治療院(青葦治療院 訪問部)

院長の加藤です。*加藤のプロフィールはこちら

 

鍼灸治療は身体の代謝を活発にしてくれますが、それは細胞レベルで起っています。

  

◆◇ お灸と細胞 ◇◆

鍼灸治療は東洋医学的には

『全身の気血の流れを整え、病気を治す、または病気にならないように予防する』

といったものです。

この気血の流れと言うものは、非常に分かりづらいものなので、身体の細胞に何が起きているかで考えてみます。

灸治療は身体を温めるという意味合いが強いので、熱が細胞に与える影響を考えます。

熱を与えることで細胞内の酵素の働きや、免疫の働きが好くなります。

風邪などを引いて熱が出る時と同じです。

ちなみに、熱が出るのは、免疫や代謝を活性化させるためです。
37~39℃あたりが人体には最適。
40℃を超えてくると、逆に熱で細胞がやられます。

また

ヒートショックプロテイン

という言葉を聞いたことがある方もいると思いますが、それも同じような話です。

 

◆◇ 鍼治療と細胞 ◇◆

鍼治療は身体の中に、鍼という細い異物が侵入しますが、鍼は細胞の膜を傷つけることはおそらく無く、細胞内に鍼先が入ることはありません。

おそらく鍼先は細胞をよけてすすんでいきます。

では鍼は入った周り、先には何があるのか。

それは、細胞外マトリックス(細胞外器質)です。

細胞外マトリックスとは、細胞を取り囲んでいる外部環境のことです。

細胞を人に例えるなら、外部環境は、自然界や建物などの周りの環境です。

具体的には、

・コラーゲン線維などのタンパク質
・水分

などです。

鍼治療はこの細胞外マトリックスに影響を与えます。

鍼を打つことによって身体の中に異物(清潔なものですが)が入ります。

その結果、異物に対して身体が反応し、血流も増大します。

さらに、線維芽細胞や免疫が活性化します。

そういった反応が起きて、細胞外マトリックスに囲まれている細胞も、周りの環境が良くなることで元気になる、ということです。

 

◆◇ 治癒力が高まりやすい環境を作る ◇◆

鍼も灸も身体の自然治癒力を引き出すものですが、細胞レベルで考えることで、その効果が分かりやすくなります。

どちらも、それ自体が身体を治すというより、

身体が治りやすい環境(状況)を作ってくれる

といったイメージで捉えてもらうといいと思います。

普段の生活を振り返っても分かると思いますが、仕事などでも仕事をしやすい環境で作業をするほうが、効率があがったり、質があがったりします。

それと同じように身体の細胞も

細胞が力を発揮しやすい環境を作ってあげる

ことで元気になってくれます。

それが、病気を治すことや、病気を予防することにつながります。

身体がいかに治癒力を発揮しやすい状況にもってくるか、それが鍼灸治療の腕の見せ所です。