【パーキンソン病】と腸内細菌と食事療法

【パーキンソン病】と腸内細菌と食事療法

一宮市と稲沢市の訪問マッサージ・訪問鍼灸 カトウ治療院(青葦治療院 訪問部)

院長の加藤です。*加藤のプロフィールはこちら

 

パーキンソン病という病気では脳の黒質という部分が変性し、神経伝達物質である

ドーパミン

の産生に異常がおきます。

このドーパミンは、腸内細菌とも関係してきます。

 

◆◇ 腸内細菌とドーパミン ◇◆

腸内細菌と神経伝達物質であるドーパミンがどう関係していくるのか。

腸と脳で一見関係なさそうにも見えますが、大きく関係してきます。

実は、腸内細菌はその活動の結果、

ドーパミンの元になる物質(前駆体)

を産生します。

その前駆体が脳に送られて脳でドーパミンが作られるんです。

つまり、腸内細菌の働きが悪くなりドーパミンの前駆体の量が少なくなると、脳内でのドーパミンの作られる量も少なくなり、脳が機能を十分に発揮できなくなるのです。

脳と腸、身体の中でも遠く離れた場所にいるもの同士ですが、脳は腸の働きをとても必要にしているんです。

ちなみにドーパミンの役割は、

・運動調整
・ホルモン調整
・快の感情
・意欲
・学習

などです。

 

◆◇ 腸内細菌とパーキンソン病 ◇◆

腸内細菌がドーパミンに関係してくるということは、パーキンソン病とも関係してくるということです。

腸内細菌にとって良くない生活習慣、例えば野菜などの食物繊維が豊富なものを摂らず、腸内細菌にちゃんと食事を与えていない状況。

そういった状況にあると、腸内細菌の働きが悪くなり、結果としてドーパミンの元になる物質が減り、ドーパミンの作られる量が減ってしまいます。

パーキンソン病の患者さんは、脳の変性によりドーパミンの量が少ない状況にあるので、腸内細菌の働きが悪くなると、さらにドーパミンの量が減ってしまいます。

その結果、より症状が悪化してしまう可能性が高まります。

パーキンソン病を診る際には、腸内細菌の状態も確認する為に、食事の内容などの聞き取りも大切です。

  

◆◇ 腸内細菌でパーキンソン病を改善 ◇◆

腸内細菌とドーパミン

腸内細菌とパーキンソン病

この二つの関係が分かると、難病指定されているパーキンソン病に対しても、できることがあると分かります。

それは

食事療法

です。

食事を腸内細菌にとって優しいものに変えていきます。

腸内細菌に優しい食べ物といえば

食物繊維が豊富な食品

つまり

野菜

ですね。

あとは発酵食品も好まれます。

納豆や味噌、ヨーグルトなどです。

発酵食品には生きた菌が入っていますが、その生きたそのまま腸にたどり着くわけではありません。

ですが、菌の死骸であっても、そこには腸内細菌を増やす為の因子が含まれています。

ですので、発酵食品も取り入れるのは効果的です。

野菜と発酵食品を多く取り入れた食事療法も、パーキンソン病の症状改善につながる可能性がありますので、ぜひ取り入れてみて下さい。