副交感神経に拘りすぎているかも!?

一宮市と稲沢市の訪問マッサージ カトウ治療院(青葦治療院 訪問部)

院長の加藤です。

身体の調子が悪いと何かにつけて

・副交感神経の働きが悪い

と言われますが、ちょっと副交感神経に拘り過ぎているのでは?、と思ってしまいます。

◆◇ なぜ副交感神経に目がいってしまうのか ◇◆

そもそも、なんでこんなにも副交感神経が注目されてしまうんでしょうね。

医学が進歩しても原因がはっきりしない症状はたくさんあります。

不定愁訴(原因不明の痛みやしびれなど)

なんてのはまさにそうです。

そういった、一見原因がよく分からない症状に対して、よく使われる原因が

自律神経の乱れ

になってきます。

自律神経失調症

という言葉はほとんどの人が知っているのではないでしょうか。

自律神経失調症という言葉が広く認知された流れを推測してみると…、

自律神経の働きを調べているうちに、体調が悪い人は

副交感神経の働きが悪くなっている(交感神経が優位になっている)

といったことが分かってきた。

だから

・副交感神経の働きを高めよう
・副交感神経が働くようにリラックス状態を作ろう

といったことになってきたのだと思います。

◆◇ 人間も動物の一種でしかない ◇◆

ただ、ここで副交感神経に気を取られ過ぎてはいけないと思います。

そもそも自律神経は、交感神経と副交感神経がお互いにバランスを取りあって

働いてくれています(トレードオフの関係)。

さらに、人間も動物の一種だということを考えれば、実は

交感神経の働きを正常化する

ことのほうが現代社会では大切なんじゃないか、と最近よく考えるようになりました。


人間は動物じゃない、といった意見もあるかもしれませんが、人間は社会的な動物とも言われています。
また、犬や猫などの動物にも大脳はありますし、恐怖や不安を感じる能力もあります。
人間には理性がありますが、本能的な部分もちゃんと残ってますので、『人間は動物』と言ってもいいと思います。

交感神経については、別名

闘争と逃走の神経(fight&flight)

とも言われます。

つまり、

身体を動かすために働く神経

と言い換えられます。

ほとんどの人に身に覚えがあるように、現代人は身体を動かす機会が
圧倒的に減ってきています。

最近では、『運動が大切』といったことが大分認知されてきているので、現代人を取り巻く状況は良くなってきているとは思います。
※スポーツジムの数も増えましたし、そこに通う人も随分増えました。

良くなってきてはいるものの、まだまだ身体を動かし足りない人は大勢います。

デスクワークをしている方なんかは、『人間は動物である』といった視点から見ると、かなり異常な状況にいるんでしょうね。

一日の大半を座って過ごし、かつ動かしているのはほとんど腕だけですからね。

◆◇ 副交感神経が疲れているのかも ◇◆

そこから推測されるのが、身体を動かす機会が減ったことにより、交感神経がしっかりと使われず、逆に

副交感神経が使われすぎているのでは?

ということです。

副交感神経は別名

休息の神経

と呼ばれ、身体を休める時や動いていない時などに働く神経です。

身体を動かさず、じっとしている状況では、副交感神経が働き過ぎて疲れ切ってしまい、交感神経の働きが結果的に優位になってしまっているのではないか、と推測できます。
※あくまで一つの考え方でしかないので、あしからず。

ちなみに、副交感神経はエネルギーをため込むように作用しますので、働きすぎると『肥満』にもつながります。

交感神経が働きすぎても『肥満』につながりますが、それは交感神経が働いている時に、動いていない場合です。

身体をしっかり動す準備をするために血糖値を上げる⇒でも身体を動かすわけではない⇒準備された血糖が使われないので脂肪にしてため込む⇒肥満

といった流れです。

副交感神経の働きが高まりすぎても困ったことにはなるんですね。

身体の健康にとって大切なことの一つが、身体が本来持っている機能を適切に使ってあげることです。

自律神経であれば、しっかりと動く(運動する)ことで交感神経を使い、身体を休めている時に副交感神経を使う、ということです。

また、人間は動物だと考えるなら、動く為に使う交感神経のほうを中心に考えた方が身体の不調は取り除ける、という視点も持ったほうがいいでしょう。

動』く『物』と書いて、『動物』ですからね。

原因がはっきりしない身体の不調で悩んでいる方や、自律神経の調子が悪いと感じている方は、ぜひ生活に運動を取り入れてみましょう。

身体を動かす機会を増やすことで、自律神経の働きを整えましょう。

まずは簡単な運動から始めてみてはどうでしょうか。